世界の脱炭素をけん引するのは、太陽光発電である。それを証明する各種のデータが2023年にそろった。例えば、かつてない510GWの増加を見せた再エネ発電施設の4分の3が太陽光発電であるなど、記録ずくめの年であった。今回のコラムでは、昨年のデータの分析などから、太陽光発電の実力と可能性をまとめる。
新たな発電施設の年間設置容量が300GWを越えたのが2021年、それからわずか2年で500GWを突破した。特に2022年から2023年への伸び率は+50%でこの20年間で最大の拡大となった。それを引っ張ったのは、太陽光発電であった。